2023年総領事新年挨拶

令和5年1月6日
板垣総領事
 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 昨年も、新型コロナウイルスが日本、メキシコでも大きな関心事項でありました。その一方で、日本、メキシコで多くの世代の方々にワクチン接種が進み、経済活動が活性化しました。その意味で、医療現場、職場、工場、ご家庭などそれぞれの場において、新型コロナウイルスへの対応と社会経済活動を両立させた形のWithコロナの段階に入った年と思います。
 
 昨年は、約2年間にわたり制約を受けていた対面方式のイベントが、衛生プロトコールに則った形でより多く行われました。当館が関係した主なイベントとしては、サン・ルイス・ポトシ州にて5月に開催された「第15回全国日系人大会」、グアナファト州にて9月に開催された日本総合発信イベント「MÁS JAPÓN EN GUANAJUATO」、10月に開催され、日本企業も参加した「インダストリアル・トランスフォーメーション・メキシコ2022」などがあり、関係者の方々、多くの一般市民の方々の入場もあり、盛況に終了しました。また、昨年は日本の水際措置の緩和もあり、経済、学術、文化、スポーツ面で国境を越えた人の行き来が再開された年でもありました。
 
 2023年、林芳正外務大臣のメキシコ訪問により始まった二国間関係ですが、これまでの交流の積み重ねの上に、各州政府、邦人、日系人、各種団体の皆様と連携し、また各種ご提案も歓迎しつつ、With コロナの環境の下で、日・バヒオ地域、そして日墨の友好関係、経済関係を一層強化していきたいと考えます。
そのためにも、本年はバヒオと日本の間の様々な分野での交流が一層増加することを期待しています。

 当館は、邦人旅行者の皆様、在留邦人の皆様、日本企業の皆様を含む日本国民の皆様の安心と安全を確保すること、日本企業の皆様へ様々な支援を行うこと、並びに日本と管轄6州の関係強化及び相互理解の促進が重要な役割です。引き続き、皆様にお役に立てる情報(領事サービス情報、新型コロナ情報、治安情報など)を当館ホームページや領事メールを通じて迅速にきめ細かな情報提供に努めていく所存です。
 
 今月で当館は開館7年を迎えましたが、活動の幅を広げるとともに、更なる改善に努めたく、ご要望やご質問などがございましたら、ご連絡いただければ幸いです。

 本年の皆様の一層のご健勝とご多幸を祈念して、年頭の挨拶とさせていただきます。
 
                                              令和5年(2023年)1月
                                             在レオン総領事 板垣 克巳